基礎から学ぶ遺言相続講座(遺言10)
自筆遺言証書の要件は? 自筆証書遺言が有効になるための要件は、民法第968条第1項が規定しています。 「自筆証書によって遺言をするには、遺言者がその全文、日付及び氏名を自書し、これに印を押さなければならない。」 1 […]
基礎から学ぶ遺言相続講座(遺言9)
遺言書を作成する前に準備することは? いずれの方式の遺言書を作成するにしても、作成に当たっては、次のような事前準備が必要になります。 1 戸籍謄本を入手して、推定相続人と各推定相続人の相続分及び遺留分を確認します。 […]
基礎から学ぶ遺言相続講座(相続9-3)
限定承認を利用するには? 限定承認は、被相続人に積極財産もありますが、消極財産も相当あり、最終的にプラスになるかマイナスになるか分からないという場合に、相続財産限りで清算することとし、もしプラスがあれば相続するというこ […]
基礎から学ぶ遺言相続講座(相続9-2)
相続放棄をするとどうなるか? 相続放棄をした者は、その相続に関しては、初めから相続人とならなかったものとみなされます(民法第939条)。 その結果、他の共同相続人が相続することになります。同順位の他の相続人の相続分が […]
基礎から学ぶ遺言相続講座(相続9)
単純承認したものとみなされる「法定単純承認」には、どのようなものがありますか? 民法は、次のような一定の事由があれば法定単純承認をしたものとみなしています(民法第921条)。 ① 相続人が(自分が相続人であることを知り […]
基礎から学ぶ遺言相続講座(相続8)
相続放棄に関して3か月間の熟慮期間の起算点はいつでしょうか? 民法第915条は、「相続人は、自己のために相続の開始があったことを知った時から3箇月以内に、相続について、単純若しくは限定の承認又は放棄をしなければならない […]
基礎から学ぶ遺言相続講座(相続7)
相続があったときの相続人はどのような選択ができますか? 相続があった場合には、相続人は、単純承認、相続放棄、限定承認の3つから自分の意思で選択できます。 ① 単純承認とは、相続財産を包括的に承継することをいいます。単純 […]
基礎から学ぶ遺言相続講座(遺言8)
どの種類の遺言書で作成すればよいでしょうか? 次のようなケースは、法務局保管の自筆遺言証書によるのが望ましいと考えます。 ① 配偶者に全財産を相続させるなど遺言内容がシンプルなケース ② 財産として、自宅と預貯金くらい […]
基礎から学ぶ遺言相続講座(遺言7-2)
各遺言のメリット・デメリットは? 自筆証書遺言、公正証書遺言、法務局保管の自筆証書遺言について、メリット・デメリットは次のとおりとなっています(秘密証書遺言は、ほとんど利用されていませんので省略します。)。 区 分 […]
基礎から学ぶ遺言相続講座(遺言7)
遺言にはどのようなものがありますか? 一般的な遺言には、①自筆証書遺言(民法第968条)、②法務局保管の自筆証書遺言(法務局における遺言書保管等に関する法律)、③公正証書遺言(民法第969条)、④秘密証書遺言(民法第9 […]